■イタリア・トゥスカーニアのサン・ピエトロ聖堂 50号 (第2回)
描き始めてから1ヶ月、ようやく下描きが(一応ですが)終了しました。
使っているのは鉛筆と薄墨だけです。
最上部を少しカットする前提で、50号Pサイズに描いています。
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前回、全体が右下がりの印象を受けましたので修正しました。
子細に眺めると、まだ形や傾斜角度のおかしなところがありますが
それらは今後彩色をしながら修正していきます。
屋根の傾斜が少し強過ぎるような気がします。
教会の屋根は一般的に傾斜が緩やかですから、もう少し寝かせた方がいいかもしれません。
右側の屋根は、少し湾曲して見えますね。
最上部の三角形の壁は、このように単なる石壁でしかありませんので予定通り少しカットします。
一時は小さな窓を追加しようかとも考えましたが、このまま原則として実物に沿って描くことにしました。
前回、リンクさせていただいたshinkaiさんのブログをご覧になった方はお分かりと思いますが
この正面壁は、主に白い大理石と暗い凝灰岩で構成されています。
最上部の三角形の壁は凝灰岩だけで、装飾や窓などは何もありません。
この壁の面積をどの程度にするか、それが構図上の問題です。
そこでPCを使い、凝灰岩の部分を少しだけ暗く落として大理石部分とのコントラストを上げ
なおかつ最上部を少しカットした画像を作ってみました。
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薔薇窓のある二層目の壁はほとんどが大理石です。
そして、その下にある「小アーケード」と呼ばれる回廊風の部分の柱も大理石です。
最上部の三角形の壁は、空と共にもっと暗く落とす予定ですので、もう少しカットした方がよさそうです。
さて、ようやく彩色に移れます。
今回初めて使っている「土佐麻紙」の裏は、思ったほど描きづらくはありません。
しかし、まだ鉛筆と薄墨だけですから楽観はできませんが。
かなりの凸凹ですが「越前麻紙」の裏よりも若干繊維が固く締まっているようで
鉛筆で描いて練りゴムをガンガン使っても意外と毛羽立ちません。
ただ薄墨は予想通り乗りが悪く、彩色は少し手間がかかりそうです。
私がイメージしている雰囲気作りに役立つとは思うのですが、どうなりますか。
-------------- Ichiro Futatsugi.■
描き始めてから1ヶ月、ようやく下描きが(一応ですが)終了しました。
使っているのは鉛筆と薄墨だけです。
最上部を少しカットする前提で、50号Pサイズに描いています。

前回、全体が右下がりの印象を受けましたので修正しました。
子細に眺めると、まだ形や傾斜角度のおかしなところがありますが
それらは今後彩色をしながら修正していきます。
屋根の傾斜が少し強過ぎるような気がします。
教会の屋根は一般的に傾斜が緩やかですから、もう少し寝かせた方がいいかもしれません。
右側の屋根は、少し湾曲して見えますね。
最上部の三角形の壁は、このように単なる石壁でしかありませんので予定通り少しカットします。
一時は小さな窓を追加しようかとも考えましたが、このまま原則として実物に沿って描くことにしました。
前回、リンクさせていただいたshinkaiさんのブログをご覧になった方はお分かりと思いますが
この正面壁は、主に白い大理石と暗い凝灰岩で構成されています。
最上部の三角形の壁は凝灰岩だけで、装飾や窓などは何もありません。
この壁の面積をどの程度にするか、それが構図上の問題です。
そこでPCを使い、凝灰岩の部分を少しだけ暗く落として大理石部分とのコントラストを上げ
なおかつ最上部を少しカットした画像を作ってみました。

薔薇窓のある二層目の壁はほとんどが大理石です。
そして、その下にある「小アーケード」と呼ばれる回廊風の部分の柱も大理石です。
最上部の三角形の壁は、空と共にもっと暗く落とす予定ですので、もう少しカットした方がよさそうです。
さて、ようやく彩色に移れます。
今回初めて使っている「土佐麻紙」の裏は、思ったほど描きづらくはありません。
しかし、まだ鉛筆と薄墨だけですから楽観はできませんが。
かなりの凸凹ですが「越前麻紙」の裏よりも若干繊維が固く締まっているようで
鉛筆で描いて練りゴムをガンガン使っても意外と毛羽立ちません。
ただ薄墨は予想通り乗りが悪く、彩色は少し手間がかかりそうです。
私がイメージしている雰囲気作りに役立つとは思うのですが、どうなりますか。
-------------- Ichiro Futatsugi.■