小下図　その14　パリ

◆ 小下図　路地裏の店　４号大（ 30 × 22 cm ）


パリの洋菓子店・カフェの「オデット」という店の入る建物がモデルです。

ノートルダム大聖堂の南、パリ５区の一隅の三叉路の角にあります。
パリ５区の中でも６区に隣接した場所で、大聖堂の正面から250mくらいの距離です。

５階建くらいのアパルトマンに囲まれた狭い台形の土地に建っており
ニッチな土地を有効利用するべく建てられたもののようです。
一目見て目が釘付けになった、独特な味わいのある建物です。

この店のことは最近知ったばかりで、パリを旅行した際に通りがかった記憶も無し。
当然のこと取材も無いので、頼りは写真と映像だけです。

本番では、12〜20号で描く予定です。






何枚かの写真を元して構想画像を作り、それを薄くプリントし
鉛筆で修正しながら形を決め、ドローイングペンで描き起こし。

ところが、ペンで描き起こした状態を撮影し忘れて彩色を始めてしまい、慌てて撮影。
この画像は、構想画像の淡い全体色の他に、部分的にガッシュの彩色が入っています。








この建物、現在はオデットという洋菓子店が入っていますが
昔は「フリテリー」という名前の食堂（？）だったようです。
その頃とは建物の形が一部異なり、看板や日除け幕などの配色も違います。

全体の形・色合いはオデットに準じ、フリテリーだった頃の雰囲気を加味して描いています。



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本日のおまけ

前回に引き続き「 The Kiffness」というミュージシャンのYouTubeチャンネルから、今回は２曲。

まずは「Bilal Göregen」というトルコのストリートミュージシャンの動画を元に作られたもの。
曲はフィンランドのポルカ（チェコ発祥の民族舞曲）「イエヴァン・ポルッカ」のカヴァー。
このポルカは、CMやゲーム音楽などに採用されたことがあり、なかなか知名度の高い曲のようです。


The Kiffness - Ievan Polkka ft. Bilal Göregen (Club Remix) [Official Video]






次は前回と同じようにニャンコがメインボーカルを務める曲。
世界各地のミュージシャンがリモートで参加して作り上げています。

全画面表示をしても分かりづらいのですが
ニャンコが舐めるミルクの雫が、直下に位置するミュージシャンの頭上から降り注ぐなど
なかなか芸の細かい画面構成です。


The Kiffness - Numnum Cat (International Mashup)



------------- Ichiro Futatsugi.■